南米アンデス:アコンカグア遠征 No.4 |
●12/28-2007.01/06●
Camp 2〜Camp 1〜プラザ・アルゼンチーナ(BC)〜ペニテンテス〜サンチャゴ〜帰国
12/28 11:15、C2出発。ゆっくり下降、C1着が13:00。C1に残しておいたものを回収する。下りとてそんなに楽じゃない・・・今日は風も穏やかで暖かいので30分ほど休憩する。 |
今日はBCまで下降。ザックは満杯で体はきついが、アタックは成功、気分はいい! |
C1で、30分ほど休憩、気分を入れ替えてBCへ向う・・・ガレを越えれば雪渓の下降にはいる |
雪渓上部からモレーン台地を俯瞰する・・・・台地の末端がC1になる |
気温が高く、少しくさり気味の雪渓・・・ペニテンテスも形が崩れ始めている |
痩せ細ってきたペニテンテス・・・余命僅か! | モレーンの末端に行くとガレの下に氷河が見える |
8日ぶりにBCへ還る・・・わがダンロップテントは何事もなかったようにしっかり建っていました |
12/29 今日はレストデイ・・・遅めの起床だ。 起きたら荷物整理にかかる。整理すると、ガスカートリッジ、ガソリン、食料、等相当な量残っている。これらは持って帰っても仕方ないので、処分することにする。処分といっても投棄は出来ないので、Daniel Lopez Expeditionに持っていったところ、全てセールアウト!(勿論、無料です)。 ついでレンジャーステーションに行きチェックアウト。大事に持って下山したゴミ袋を出すと、外のドラム缶に!という・・・・チェックインの時は、厳しく言われたような気がするが・・・・キジ紙の詰め合わせだもの、まあいいか。 登頂して降りてきたらランチも、ディナーも作る気が起こらず、Daniel Lopezで食べることにする。ランチはビール+ピザパイ、ディナーはビール+オムレツとする。なかなかいい味である。 当会の、Mr. Harada お手製の”嵐”の旗を持参してきていたので、Daniel Lopezに寄贈する。テント内で、唯一、漢字の書かれた旗である。 食事の合間、ムーラの手配の打合せをする・・・・・向こうの要望により、12/30は、BC→カサ・デ・ピエドラ→パンパ・デ・レーニャス(泊)、12/31は、パンパ・デ・レーニャス→プンタ・デ・バカス→ペニテンテスの2日行程で下山することになった。ローレンスが、プンタ・デ・バカスに12:00に迎えに来る、ということだ。 我々のアタックが終わったら、なぜかしら天候が安定してきた。砂塵を巻き上げる強風は吹かないし、気温も少し高めになり爽やかになった。テント内よりも外のほうが心地いい時期になってきた。やはり、今ごろからが本当のハイシーズンになるのかもしれない。 |
夏山のように気温が上がる・・・・のんびりBCでの休日を愉しむ |
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お世話になった、Daniel Lopez Expedition の皆さん! ありがとう! We thank for your kindness & hospitality ! |
僅か10日ほどの間に広場のペニテンテスは後退、 彼方の山々の残雪も少なくなった・・・季節は確実に進んでいる |
下山時、ゴルジュまではアコンカグアがいつも背面で見守ってくれる・・・・ アコンカグアにはムーラがよく合う・・・・・下るほどに植生は濃くなり夏が近づく |
左岸に渡渉、高巻きルートを急降下、そのまま左岸の踏み跡をたどり、 カサ・デ・ピエドラの広大な河原に出る |
すっかり夏本番、グリーンが眩しいカサ・デ・ピエドラの湿地帯・・・ここからのアコンカグアが最後になる |
思えば、往路は未知だったので、ツェルト、ウインドブレーカー、等ザックに入れていた。復路は、知った道、危険はゼロと思いこみ、水と行動食、ティッシュ、タオルぐらいしか入っていない・・・・・やはり何が起こるかわからない。気を抜いたらダメだ・・・・とちょっと反省する。 |
小谷や湧水の流れは、澄んでいるが(写真:左)、本流は茶褐色・・・・まさしく台地を削る雪解け水! |
広大な河原を歩き、なだらかな扇状地のような丘を越えていく・・・2つの粒は、嵐パーティ |
茶褐色の本流のすぐ近くに高層湿原のような湧水がある 湧水の周囲は緑が綺麗だ |
往路より水位が上がり 少し上部の踏み跡を辿る |
緑の台地と濁流・・・まだまだ丘は続く | ようやくパンパ・デ・レーニャスの見えるところまできた ここを下リ鉄橋を渡り右岸へ・・・ サイトはそこのはずでしたが・・・ |
12/31 |
今日もひたすら丘を下る | 土石流で埋まった河原。本流も濃度希薄な土石流 |
往路では咲いていなかったお花畑 | 段丘でのんびり草を食む牛 |
谷が狭まった所を越せば、プンタ・デ・バカスは近い・・・ (右)向かいの山裾が車道のあるプウンタ・デ・バカス |
降雨直後みたいな本流 | やっと プンタ・デ・バカス・・・本山行のフィナーレが近づく |
2007.01/01 01/01、今日は元旦、あけましておめでとう御座います!Happy New Year ! 朝は通常の時刻に目が覚める。朝食を済まし、ホテルフロントに行くが、まだ我々のバゲージは到着していない。朝、現地スタートしたとして午後遅くの到着だろう。 そのまま散歩に出かける・・・すっきりと晴れ、風が心地いい。通りの向かい側からホテルを見る。岩峰を背景にして立派なリゾートホテルに見える・・・メンテナンスがよくないから中身はたいしたことないが、外観はGood !である。 【写真左:ホテルのロビーから】 ランチタイムは、すぐ近くの売店兼レストランで、アンデスビール、白ワイン、ピザ! ランチを済ませ一旦ホテルに帰る。ロビーで休んでいたらローレンスさんがバゲージを運んできた・・・・ようやく荷が届いた。鉄橋が落ちたことが原因だろうが・・・・とにかく荷がつけばそれでOK。 早速、荷物の整理にかかる。不要品は全て廃棄する。泥まみれであるので洗えるものは洗濯して荷をまとめさっぱりする。 18:30過ぎたら、またロビーへ。ワインを飲みながらレストランのオープンする20:00を待つ。20:00、レストランへ移動。ビーフをおつまみに、白、赤、白とボトルは気持ちよく空いてすっかりいい気分で就寝。 |
白壁の瀟洒なホテルが、我が家!外観・環境は素晴らしいが・ ・・・メンテナンスに不満有り |
01/02 少し不安な運転だったが、無事サンチャゴ市内に入る。AZIMUTOがリザーブしてくれたのは、ダウンタウン近くのこじんまりしたおしゃれなホテル・・・ルームチャージは、AZIMUTOレートでU$90である。 喉が潤えば、次はウインドショッピング・・・ダウンタウンだけあって人通りも多いし、お店の数も多い。 |
ペニテンテスからチャーター車で出発 | チリ入国で少し手間取る |
01/03 今日は休養日である。 08:00、朝食。次は、昼前に集合して昨日教えてもらった山の店に行く。 それほど大きな店ではないが、ウェアだけでなく登攀具も置いてある。これといった物は置いてないが・・・2,3帰り支度(日本は冬)として購入する。 お昼になったので、ぶらりとカフェを探す・・・・近くに『カフェの村』みたいな所があり、交差点に面した、はやりそうな店、『Luisiana』にはいる。ビールと適当な料理を頼む。黒人の親子(母と娘)がなかなかおもしろい店であった。すぐ近くに本格レストランがあり、カフェと違い上品な感じ・・・・夜はあそこに行こう、ということで話がまとまる。 一旦、ホテルに帰り、夕方までフリータイム。昼寝やショッピングで過ごす。 ディナータイム到来・・・昼めぼしをつけたレストランへ!ライブも出来るようになっているが今日はないらしい。 フロアでは黒人のウェイターが、お客2人にルンバを教えていた・・・・自然にステップが踏めるように反復練習に余念が無い・・・・・我々はといえば、ビール、ワイン、とここ数日と同じパターン、ワイン3本空にして今夜も御機嫌よく帰館する。 01/04 今日は、レートチェックアウト。17:00出発の予定だ。昨日、サンチャゴのAZIMUTOより電話があり、明日空港まで送るという。朝食をとればフリータイム、特にすることはないので、市内観光に出かける・・・・といっても、ダウンタウンに近くにある見晴らしのよさそうな丘である。 迎えにきたのは、チリ入国時に迎えにきたJuanさん!再会を祝し、そして登頂のお祝い!Congratulation !空港ではチェックインまでアテンドしてくれた。 |
サンチャゴの乾いた夏は、たったの2日間!名残惜しい・・・。 |
01/05-06 早朝、06:25、カナダ:トロント着。往路と同様、一旦入国する。バゲージのピックアップは必要なし。成田便も、サンチャゴでチェックイン済みなので、トランシットカウンターをパスして、出国する。 |
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