ロシア:イリクチャット渓谷 山行等 報告 U
日 程 : 平成28年8月1日 -3日
参加者 : 赤澤和行・栗原ちかこ・溝尾 幸一・岡村
真由美・岡村 繁雄
エルブルート登山後、事前に手配と手続きを行ってもらい3日間の行程でエルブルース東南部のイリクチャット渓谷山域でトレッキング。 |
8月1日 テルスコー・チェゲトのホテルより、車で15分ほどのエルブルース村へ移動。村の山手の家畜小屋の脇からアディルス川のイリクチャット渓谷沿いを登山開始である。 荷物は、シュラフ、マットと行動食。当初予定では、イリクチャット東峰の登頂を希望していたが、所々の事情で無理なようで、コルまでのトレッキングとなった。 |
エルブルースビレッジより登山開始 | 1時間30分登った地点 |
恐る恐る牛のすぐ横を通過 | 前方にエルブルース東峰が見えてきた |
テント泊りで放牧をしているのだろうか? | 最後の登りを越えて 目の前がベースキャンプ |
正面のピーク イリクチャット峰 右のピーク ソビェツスキーピーク 中央 ベースキャンプ |
登山口から、ベースキャンプ "Green meadow”まで約4時間行程であった。最後の登りを乗り越えると広々とした山麓の中央にテントが見え、イリクチャット東峰〔4045m〕とソビェツスキーピーク〔4100m〕が目の前に見えてくる。 ザックは軽いのだが、冬山用登山靴の重さがこたえる。エルブルー登山の疲れもあるとは思うが、私は下山後親指を痛めて爪が黒くなってしまった。軽登山靴を別に持ってくるべきだった。 |
ベースキャンプのテントサイト | 夕食風景 |
テントサイトでは、スペインの4名パーティーと一緒になり、英語が堪能な溝尾さんと盛り上がっていた。 |
8月2日 2日今日も晴天。脇に流れている川は、清らかに見えるが食器を洗う程度で、生水を飲むことはできない。 朝は、やや冷えたものの簡単な朝食を取って、ガイドのアンドレさんの案内で、イリクチャット東峰とソビェツスキーピークのコル〔3700m〕を目指すこととなった。 |
早朝のベースキャンプ | 朝食風景 |
ベースキャンプにて | コルを目指して出発 |
ベースキャンプとArtykkolbashi〔3573m〕を望む |
イリクチャット峰 東峰〔4045m〕 西峰〔4030m〕 |
エルブルース東峰を望む |
テント場よりイリクチャット峰とソビェツスキーピークのコル〔3850m〕まで4時間で到着。 |
後方にベースキャンプを望む | 前方鞍部が今回目標のコル |
コル直下 | コル〔3850m〕にて |
エルブルース東峰を望みながらの下山 |
下山途中から圧倒的な存在感を見せてくれるエルブルース東峰が非常に印象的であった。 |
エルブルースとイリクチャット渓谷の上流域 |
眼下に放牧された馬を望む (望遠) |
イリクチャット渓谷の上流域の谷には馬が放牧されており、谷全体が放牧地で独特の風景を見ることができた。コルからの下山は、登ってきた沢沿いでなく山の中腹をトラバースしたコースを取って下山。 当然登山者も多くないようで、足場はあまりよくないものの花が多く咲いていて、天候に恵まれすがすがしい山行を楽しんだ。 8月3日 昨夜は、バラリと雨が降ったが今日も晴天。スペインのパーティーは、7大陸の最高峰を目指しているとのこと。国民性もあってか皆さん陽気で明るいメンバーだった。 |
スペインのパーティーと記念撮影 | 出発前の記念撮影 |
途中すれ違った馬に乗った地元の住人? | 馬の糞に注意しながらの下山 |
前方エルブルース村 |
下山道は放牧地で、馬や牛のフンだらけ、生フンを踏まないよう気を使っての下山だった。下山には、3時間20分を要した。 |
イリクチャット渓谷全域が放牧地のような感じで、牛、馬、羊をあちこちで見かけた。朝晩は、やや冷えるものの比較的天候も安定しており、シーズンには、ベースキャンプ "Green meadow”にテントを常設して、海外からの登山客を案内しているようである。国情もあり時間ができたからと言って勝手に広域にあちこち動くことはできず、事前に許可された行程の中での行動となった。我々がエルブルースを訪れた時は日本人の登山者を見かけたが、イリクチャット渓谷まで足を延ばす日本人はほとんどいないようであった。 全行程(観光も含め)ほぼガイドの方々に案内をしてもらいほとんど不安もなく、比較的物価も安く、食べ物もそこそこで充実した山旅であった。以上 |
〇 チェゲト近郊にて | |
郊外の林にて | 道路をゆうゆうと横切る牛 |
〇 テルスコー・チェゲトのウールマーケットにて | |
もともとウールを販売している場所が、観光客相手の土産店となったらしい。商品も比較的安く、小物を色々と買ってしまった。 |
■サンクトペテルブルク、エルミタージュ美術館にて | |
美術館を裏手からの撮影 | 一部を除いて写真撮り放題 |
ガイドさんが事前予約してくれたおかげで、少し待っただけでスムーズに入場することができた。 展示物の多さと規模に圧倒される。 後半は、若干あきてしまう感じであったが時間が許すのであれば、腰を落ち着けてもう一度じっくりと鑑賞してみたい。 |
■血の上の救世主教会(スパース・ナ・クラヴィー教会):サンクトペテルブルグ | |
グリポエードフ運河沿い、土産店が並ぶ | 高い天井に描かれたモザイク画 |
教会内部 | グリポエードフ運河沿いでの大道芸 |
■イサク聖堂にて:サンクトペテルブルグ | |
イサク聖堂正面 | ドーム部分の展望台より |
■ペトロドヴォレツ宮殿(ピョートル大帝の夏の宮殿)にて | |
第二次世界大戦後、壊滅的に破壊された宮殿が年月を掛けてここまで修復された。 |
■モスクワにて赤の広場にて | |
右側の建物がクレムリン 中央ボクロフスキー聖堂 |
ボクロフスキー聖堂 |
モスクワ郊外の雀が丘よりモスクワ中心部方向を望む |