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2000年8月四国石鎚山南面中沢


 盆休みを利用して四国の沢+ピークハンティングに出かけました。沢は面河本谷に石鎚山南面をかけくだる中沢。南面では南沢と並びポピュラーな沢。沢といえば水流はあたりまえ、ですがこの沢はほとんど水流はありません。むしろ岩壁といったほうがふさわしいでしょう。
乾いた沢登り?が楽しめる、また沢の終了が西日本最高峰の石鎚山頂というのが最大の魅力かもしれません。



 面河から本谷の美しい水流を眺めながら沢沿いに行きます。やがて面河尾根取付。沢にさよならしてひたすら登りつづけること2時間、愛大小屋に到着。

 この小屋は床が落ちており雨露しのげる程度。小屋から地図では面河本谷に向かって踏跡があることになっているが不明。
 
 仕方なく笹の生い茂る尾根を適当に下ると1時間弱で本谷ににおり立つ。


 取付を確認のため御来光の滝までくだり、落ち口から少し登り返したところが中沢の取り付き。水流はわずか、ほとんど岩登り!3〜4級程度。
 注意しなければいけないのは一見どこでもいけそうであるが、行き詰まると後戻りできないこと。ピンは皆無。従って、ルートファインディングが快適に登攀するポイント


 しばらく行くと二股。ここまではアンザイレンしたほうがいい。右にとる。ここからはノーザイル。やがて源流地帯。お花畑が現れる。


山頂から落ちる上部岩壁を左に見ながら急な最後の草付きをつめると稜線の踏跡に出る。取り付きから3時間弱といったところ。


 稜線を左にとり岩稜を超えていくと石鎚山天狗岳(1982m)。帰路は弥山を越え一般登山道をひたすら面河までくだる。帰りは結構長いですよ!
愛大小屋付近からあらためて中沢を見ると、稜線からまっすぐ面河本谷に落ち込んでいる岩の帯びが一目瞭然!。迫力満点です!


 その日の夜は寒風トンネル出口でビバーク。
次の日は、ピークハンティング、伊予富士、寒風山、笹ヶ峰を巡りました

面河本谷概念図

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