八ヶ岳:南沢小滝、ジョウゴ沢
2010.03.24-3.28

 目的山岳名 八ヶ岳(南沢小滝、ジョウゴ沢)
 登山形式 定着登山(アイスクライミング)
 日程 平成22年3月24日(水)〜平成22年3月28日(日)4泊5日
 参加者 溝尾幸一(記・L)樺島漸(装・会)
 行程 03/24 北九州(八幡西:20:30)〜
03/25 諏訪湖SA(07:00)〜諏訪南〜美濃戸口(08:45)〜美濃戸山荘
03/26 美濃戸山荘〜南沢大・小滝〜行者小屋
03/27 行者小屋〜赤岳鉱泉〜ジョウゴ沢〜ナイアガラの滝〜稜線〜硫黄岳〜横岳〜行者小屋〜南沢小滝〜美濃戸口〜諏訪南IC
03/28 諏訪南IC(06:00)〜北九州(18:40)
 団体装備 (食料) 5人用冬テント、テントマット(1)、ガスヘッド、スタビライザー、EPガス(2) コッヘル(中)、ツエルト(1)、ラジオ、9mmザイル、8mmザイル、スコップ、アルファ米(2)、焼きそば、レトルトカレー(2)、サラダ、ハンバーグ
 個人装備  エアマット、ロングスパッツ、アイゼン、8環、ピッケル、セーター、カメラ、ナイフ、シュラフ、シュリンゲ長短、ヘッドランプ、ヌンチャクC、サーモス、アタックザック、目だし帽子、シュラフカバー、ライター、食器セット、非常食、トイレットペーパー、アイスバイル、サブザック、ヘルメット、手袋A、予備電池、地図、磁石、行動食B、風呂セット

ジョウゴ沢〜硫黄岳〜横岳(27日)

発着地 到着 出発 概要
3月25日
美濃戸口
美濃戸山荘

08:45
10:38
09:30
■朝7時には、諏訪湖SAに着いてしまった。少し仮眠しても、余裕で美濃戸口に着いた。夜半からの雨がとうとう止まず、雨の中を出発する羽目になった。12:30テント設営。(軒先で様子を見ていても、雨が止む気配がなく、あきらめてテントを設営)

3月26日
休憩
小滝分岐
南沢小滝
小滝分岐
休憩
行者小屋

05:20起床
07:55
08:20
08:42
13:24
14:50
15:10

07:00出発

08:30
13:15
13:45
15:00


うす曇だが、晴れに近い状態。何とか好天が期待できそうである。





■2年ぶりの小滝は、溶解が進んでいたが、氷の厚みは十分あった。表面が解けて、あばた状態だが、おかげで、バイルが楽に決まった。寒くもなく、久しぶりのアイスクライミングを楽しんだ。60歳代の白髪の仲良しグループが後で来て、颯爽と登り始めた。道具のこだわりにも感心した。大滝は完全に痩せ細っており、水しぶきが飛んでいた。全体的に岩肌が露出し、消失も間近な感じだ。

3月27日
ジョウゴ沢
アイアガラ滝
稜線
硫黄岳山頂
横岳山頂
休憩
地蔵尾根
行者小屋
小滝分岐
南沢小滝
南沢分岐
美濃戸山荘
美濃戸

04:15起床
06:30
09:18
11:19
11:35
12:36
13:41
14:10
14:40
15:55
16:13
16:50
17:40
18:37

05:55出発

10:26
11:25


13:50

15:20
16:00
16:40

17:50


・空は星空で好天が期待できそうである。
・トレース無し
・快晴・微風
・N滝から約55分/快晴  
・快晴(強風)
・快晴(微風)



・8時間40分の山行が終了
・雲はあるが、晴れて穏やかである




■陽射しの中、N滝でリードクライミングの練習をする。ピンのセットに手間取ったりして、楽ではないが楽しい。F1,2は雪解けで見る姿もない。高所にあるN滝はどっしりしていて、存在感がある。春先でも季節を感じさせない。




■小滝で復習をしたいという若い彼の希望で、再度リードの練習をした。疲れているはずなのに、10分以内でスムーズに登りきった。初日に比べると無駄な動きも取れて、見ていても安心だった。氷の表面も段差や窪みができて登りやすそうにも見えた。今回は終始、滝を探し滝と遊んだ2日間だった。


南沢小滝を攀じる
元気な熟年パーティ
大滝を試登する(26日) 豪快なナイアガラの滝に魅了される


(感 想) 夜の高速道を2人で頑張って運転して、八ヶ岳まで来た。決して運転は楽ではないが、約10時間で来れるのが嬉しい。入山日が雨で残念だったが、テントに入って飲みだしてしまえば、いつもの通り。 お互い情報交換しながら、時間はすぐに経った。夜通し雨音を聴いて過ごしたが、朝にはスッキリと止んでいた。

 南沢小滝・大滝と午前中をかけてアイスクライミングを楽しんだ。最初だけ少し緊張するが、後は度胸である。自分の経験と道具を信じて、細心かつできるだけ、素早く登ると良い。支点を取るのは慣れがいるが、段差や凹凸があって、見た目よりも軽快に登れる。ただし油断は禁物だ。 いつもは小滝から行者小屋が遠く感じるが、今回は前夜ゆっくり寝れたので、意外と近く感じた。 

土曜日(27日)、天気は晴れ渡り最高の登山日和で、来た甲斐があった。夜は満天の星。おかげで寒気も申し分なし。 なかなか寝付けなかったが、4時過ぎに起きて準備して出発。トレースのない、ジョウゴ沢を詰めて行った。乙女の滝、ナイアガラの滝、と滝見物を楽しんだ。 Nの滝も少し立っているが、十分余裕で登ることができた。その後の稜線歩きも寒気が厳しい時もあったが、周囲の景色を楽しみながら歩くことができた。ウインドクラストして気の抜けない箇所も何箇所かあったが、雪山歩行訓練になった。アイゼンワーク、ピッケルワーク、にも十分なった今回の八ヶ岳は、全てが充実していた。

夕方7時前に美濃戸に戻ってきて、温泉に入って、IC近くの広場でテントを張って、しっかり反省会をして締めくくった。


03/26


03/26




Report & Photo presented by K.Mizoo