2009.12.25-30
■■■ 参加者:溝尾、他1名 ■■■
月日 | 曜日 | 天候 | コース&コースタイム | 備考 | |
12/25 | 金 | 小倉〜 | 小倉ー松山(フェリー) | ||
12/26 | 土 | 晴 | 松山(05:00)-(JR)-貞光-(BUS:23km、50分)-剣橋〜(徒歩)〜葛篭堂〜 夫婦池(17:00) |
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12/27 | 日 | 快晴 | 夫婦池(07:15)〜見ノ越(7:53)〜剣山(11:07)〜次郎笈(13:05)〜丸石(15:19) 〜丸石非難小屋(16:11) |
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12/28 | 月 | 曇/晴 | 丸石非難小屋(07:08)〜石立分岐〜白髪非難小屋(15:00) | ||
12/29 | 火 | 快晴 | 小屋(07:09)〜名頃(12:00)-(TAXI)-維谷(14:25)-(BUS)- 阿波池田(15:35)-(JR)-松山(19:35) |
松山-小倉(フェリー) | |
12/30 | 水 | 小倉(05:00) |
四国の山奥に名山あり(三嶺:1893m) 今回の山行は、23年ぶりの四国の冬山だった。前回は一人で来たが、今回は四国の山が初めての仲間と一緒だ。前回は一人でも何とか縦走できたが、今回は山中で雪が深く、2人でワカンつけて歩いても手(足)?に余る位の状況だった。 結果的に最終目標の三嶺を前にして、時間切れで下山するしかなかった。しかし、三嶺を間近で見た時は、つくづくいい山だと思った。2000mはないが、どっしりとしていて格好がいい!山頂に風が吹き抜けるたびに雪が舞い上がる。 白髪小屋辺りからの眺めが最高だった。誰もいない山中で雄大な眺めを欲しいがままにすることができた。 小屋につく手前で見たときは、まだ雲に覆われていて、いつ全容を現すのかわからないままだった。しかし、最後に運が巡ってきた。3時(28日)頃に空が晴れ渡った。昔登った時のうっすらとした記憶が鮮明となった。その時も雪の三嶺を登りながら冬山の醍醐味を感じていたが、寒さでカメラが故障してしまい肝心の写真が一枚もなかった。 今回は大満足だ。写真も撮れて目にもしっかり焼き付けることができた。次の日の朝も、朝焼けに染まる稜線を眺めることができた。しかし、あっという間にガスがかかってしまいこの一瞬を写真に撮ることができなかった。 昼過ぎに見た堂々たる山容も良かったが、モルゲンロートの山も最高だと思う。それやこれ矢を楽しみに、四季の山を愛でたいと思う。秋の紅葉の時も素晴らしいらしい。また、遠路を辿ってきてみたいな、とふと思う。 |
三嶺(みうね、1893m)。高知では、”さんれい”と呼ぶ |
4日間を通して、行動中は天候には概ね恵まれたと思う。冬山としてはすごし易かった。その中で28日が一番雪の影響を感じた。前日に夜半過ぎから降り出した雪が積もって、次第に縦走路の様子が判然とせず、赤テープも少なく歩きづらくなってきた。出発して1時間でワカンの世話になった。ひょっとしたら不要だったはずのワカンが大活躍した。小屋に着くまでワカンをはずすことはなかった。 今日中に三嶺のヒュッテまで行くつもりだったのが、白髪小屋までで精一杯だった。冬山では小屋から小屋までが一日行程なのだろうか。 「剣山」で聞いた地元の登山者らしき人は、白髪小屋まで3時間半ぐらい、と教えてくれたがとんでもない話だった。 剣橋(最終バス停)から歩いて4時間。そしてさらに4時間。2000mに満たない山(剣山)に登るのに8時間をかけてしまった。 剣山は冬山でも手軽さがある。軽登山で来ていた人たちも多かった。剣山よりもはるか縦走路の先にある三嶺に今回は完全に魅了された。 冬山の不便さを感じながらも山行を存分に楽しむことができた。小屋にテントを張って、ビール付きの豪華な夕食を3日も味わうことができたのもいつまでもできる話ではない。一つ一つの達成感を大事にしながら、自分に合った年齢相応の山行を実践できれば、と思う。 |