夏季北アルプス:奥穂高岳〜西穂高岳 2004.08.25〜08.28 |
■参加者 岡村繁雄 北九州市小倉南区葉山町3-14-8 48才 TEL.(093)
962-6651 |
■山行日時:平成16年8月25日〜28日 |
8月25日( 山中行動時間:1時間27分 ) 曇り 小倉
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福岡空港
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松本空港
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松本
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上高地バスセンタ(16:20発)
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河童橋(16:27通) → 明神(17:05通)
→ 徳沢(17:47着) |
今回の山行は、JALの誕生日割引を利用し25日発、29日帰宅の予定で松本往復航空券を利用した。今回台風16号が接近して天候が不安定なため、詳細な計画は現地で状況に応じて決めることにした。25日松本空港から松本バスセンターまでバスで約25分、食料を買出し後タクシーで上高地へ到着、徳沢まで日の入りまでに到着しようと急いで歩き、テント設営夕暮れ前に楽しみにしていた生ビールに舌鼓を打ちながら、テントで夕食後消灯。 |
徳沢テント場 | お待ちかねの生ビール、 これが山での一番の楽しみ おいしー。 |
8月26日( 山中行動時間:8時間27分 ) 曇り時々晴れ 徳沢(6:08発) → 新村橋(6:22通) → 水場(7:35通) → 屏風のコル(10:07着20発) → 涸沢ヒュッテ(11:19着47発) → -穂高山荘(14:35発) |
天候がまずまずのようなので、奥穂高岳から西穂高岳への縦走をすることにし地図を見ると涸沢に入るコースで屏風のコル経由でも行けそうなので新村橋を渡り、屏風のコルへ向かうことにした。 |
新村橋を渡って約30分地点 | 更に約30分地点奥又白谷分岐付近 |
途中涸沢からの下山者数パーティーに出会ったが、このコースを登るパーティーは、他には見受けられなかった。 奥又白谷分岐付近で開けた縦走路に一部で水が豊富に湧水しており、前穂高北尾根が前方に広がりなかなか良いところであった。その先の慶応尾根乗越を越えた後、屏風のコルまでは、地図上でパノラマコースと印されてだけあって花のピークは過ぎていたものの、お花畑の中、てくてくと高度を上げて行った。 |
前方屏風のコル |
屏風のコル登りのパノラマコース |
涸沢のコル付近よりの槍ヶ岳 | 涸沢のコルより徳沢へ下山するパーティー |
奥穂高岳 | 涸沢岳 | 北穂高岳 |
涸沢ヒュッテ 涸沢小屋 |
屏風のコルまで約4時間、頑張って登ってきたものだけが味わえるすばらしい眺望が開けた。涸沢を眼下に、奥穂高岳より槍ヶ岳まではじめての角度で望む眺望でした。 ここで約一名、ばて気味であったが、はっぱをかけ涸沢へ約1時間で降る。 |
前方涸沢ヒュッテと涸沢小屋 | 涸沢ヒュッテと涸沢岳 | 涸沢ヒュッテ出発 |
無雪期の涸沢は初めてである。まだ紅葉には、早いがななかまどが紅葉した風景を思い浮かべながら、前方上部の穂高山荘まで頑張って登ることにした。心配であった天候もまずまずで、晴れたり曇ったりでかえって炎天下でなくて良かった。穂高山荘のテン場でテント設営後間もなく小雨が降り出し、朝方まで降り続いた。 |
涸沢槍を望み登る | 涸沢槍 | 後方前穂高岳 |
8月27日( 山中行動時間:10時間24分 ) 曇り時々晴れ |
穂高山荘(5:48発) → 奥穂高岳(6:22着27発) → 馬の背(6:45通) → ジャンダルム(7:40通) → 天狗のコル(9:20通) → 天狗岳(9:45着50発) → 間ノ岳(10:32着40発) → 赤岩岳(11:06着22発) →西穂高岳(12:00着21発) → 西穂高岳独標(13:15通) → 西穂高山荘(13:50着14:19発)→ 西穂高登山口(15:45通)→河童橋( 16:06通)→ 上高地バスセンタ-(16:12着) ⇒ 松本(ビジネスホテル泊) |
台風のスピードが遅いせいだろう今日も晴れた、天候が悪ければ前穂高へと考えていたが、西穂高岳へ縦走できそうでなので先を急ぐことにした。 |
穂高岳山荘にて | 穂高岳山荘よりの登り |
奥穂高岳への登り | 奥穂高岳山頂付近より |
奥穂高岳からいよいよ西穂高岳の縦走へ出発、われわれが先頭きって出発した後に数パーティーのメンバーが同時に出発した。 | |
前方ジャンダルム | 上高地を望む |
まず今回一番の難所である馬の背の通過であったが、慎重に三点支持で下り気味の岩稜を進む。 | |
馬の背後方奥穂高 | 馬の背革新部三点支持で慎重に降る |
馬の背後の下降 | ロバの耳飛騨側トラバース |
ロバの耳付近よりジャンダルムをトラバース する先行パーティーを望む |
ロバの耳付近よりのジャンダルムと笠ケ岳 |
ロバの耳・ジャンダルム・コブの頭を通過、ノーマルルートであるためホールドとスタンスは、確実に確保されており快適な岩稜ルートを慎重に進む。 天狗のコル・間ノ岳・赤岩岳・西穂高岳まで、岩稜の上り下りをこなした。 |
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ロバの耳よりの下降 | コブの頭よりジャンダルムを登る パーティーを望む |
コブの頭より下った場所より 西穂高岳と焼岳を望む |
天狗のコル道標 | ||
天狗岳よりのクサリ場下降 | 天狗岳と間ノ岳の縦走路 | 天狗岳と間ノ岳の縦走路 | 間ノ岳手前のクサリ場 |
間ノ岳より岳沢ヒュッテを望む | 槍ヶ岳を望む |
間ノ岳と西穂高岳の縦走路 クサリ場トラバース |
間ノ岳と西穂高岳の 縦走路クサリ場 |
西穂高岳手前のピークより望む 、西穂高岳山頂 |
西穂高岳山頂にて | 西穂高岳山頂より 焼岳を望む |
西穂高岳山頂より奥穂高岳を望む |
西穂高岳山頂よりの 下降 |
西穂高岳山頂を振り替える | 西穂山荘 |
天候がよければ西穂高山荘泊で焼岳まで足を伸ばしたかったが、西穂高岳山頂付近で雲が出てきたこともあり台風16号の動きも気になるため、今日中に下山することにした。 上高地よりバスと松本電鉄で松本市内へ、26日はビジネスホテルに宿泊、もちろん夜は打ち上げでまたまた美酒を味わった。 今回の山行は、マッキンリーから帰国後体慣らしを含めボッカを兼ねての山行で、台風の接近にはかなり心配させられたものの、まずまずの天候でラッキーだった。短いなりに充実した山行でした。(Reported by S.Okamura) |
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8月26日16時下山河童橋にて |