祖母傾山系:山手本谷〜傾山 2002.08.25 |
■祖母・傾方面、行く度にアクセスが改善されているようである。大分市〜犬飼間の道路改良のおかげか?それにしても椎田バイパス抜けてからの4車線化、時間かかりますねえ。まあそれでも夕方、門司港出発で4時間ちょっとで傾登山口駐車場ですから以前よりは格段に早くなってます。 今回は、沢グループとハイクグループに分かれて傾山頂を目指しました。 (以下の報文の標高:手持ちの時計付高度計に依る。精度は?ですから参考程度。その他も主観的な記述です。あくまで参考) |
傾山直登ルートとして以前から気になっていた山手本谷を遡行しました。6月にセンゲン谷に行ったが、センゲン谷出合の大滝以降が今回の課題。九折の車道が終わる広場から入渓、およそ1時間で出合着。この間はナメや斜滝、釜を持つ滝が適当に現れなかなか楽しい遡行を味あわせてくれるところである。(HPのセンゲン谷参照) 出合を過ぎるとゴーロが続く。結構、大岩が多くのっこしに腕力や脚力を使うが、4-5mの滝も数ヶ所あり、折角だからできるだけ水流を追い登れるところは登っていく。出合から1時間弱で砂防堤。左から少し腕力使って乗越す。奥に林道の橋が見えるが、橋まで全部で5ヶ所の砂防堤がある。 |
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参加者全員(傾山頂) |
林道までもそれなりに楽しめます | 砂防提まで来ました |
橋の下は簡単な滝、これをこして橋をくぐって小休止。入渓からちょうど2時間である。まだ水は涸れそうもないので沢靴のまま進む。すぐ砂防堤がある。左から越していけば二俣。右を取る。ゴーロの谷を行けばしばらくで3俣。このあたりから坊主の岩壁が望まれるようになる。標高900m位、入渓から2.5時間。さすがに水が涸れたので沢靴から登山靴に履き替える。赤テープがあり3つの真中を行く。相変わらずゴーロが続く。ゴーロ歩きは結構疲れるが簡単な岩登り、と考えれば楽しめますよ。 |
林道から上部。結構楽しめますよ! |
しばらくで左に支流、といってもガレを分ける。このあたりから渓相が少し変わる。正面に15m位の緩傾斜の滝、気持ちよく越していく。左に支流を分ければ水もしたたる?ちょっと格好悪い15mの滝。小休止して水を補給。標高1200m位。 |
水も滴る15mの滝 | 35mのチョックストンの滝。上段は見えない |
15m滝は右を小さく巻く。ロープにすがって谷に戻る。少し進めば、ありました!本谷最大の35mのチョっクストンの滝が。奥に鎮座しておりさすがに高い。左のガリーに踏跡があるが右のスズタケの中にもにもあるので、右を巻く。できるだけ小さく巻いてチョックストンの上に出るが、もう1段大きくハングした2段目がある。とても登れそうにないので更に岩の間をすり抜けその上部に上がり沢に降り立つ。更にもう1つ涸れ滝、フリーでいけないことはないが少し濡れている。靴履き替えるのも面倒なので右を巻く。沢に戻れば二俣。小休止。沢の奥、ガスの中ぼんやりと壁が見える。そろそろ終了点が近い。二俣は大きさから見て左が本流。 |
終了の近い山手本谷 | 展望台からの本傾南壁 |
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■参加者 【ハイキングコース】伊規須、柴田(九折越経由)、他1名(坊主経由)、計3名、 【沢コース】新、原田、橋本、赤澤、久保、計5名 ■林道上部は水流はほとんどなくなるが、濡れた岩、苔の付いた岩も多くよくすべる。靴の履き替えタイミングは臨機応変な判断が必要!勿論、好みの問題もありますが。 ■御礼?:登山口のトイレ横の水道。いつもは沢で行水しますが、今日は入渓したあたり糞尿とも何かしら動物の死臭ともつかないイヤ〜な異臭があったため行水中止。トイレ横の水道でシャワーさせてもらいました。水道設置に感謝します。 ■今回初めて参加の伊規須さん、御疲れ様でした。少しハードな山行になりましたが、これにこりず又参加してください。 |
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山頂から望む坊主 |